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​【資格取得者の声】

脳卒中認定理学療法士

私は、2019年に脳卒中認定理学療法士の資格を取得しました。脳卒中認定理学療法士とは、脳卒中(脳出血や脳梗塞)の分野でより専門的な知識と技術を持つ理学療法士のことです。取得には一定数の学会や講習会へ参加し、試験に合格することが必要です。現在、広島県で脳卒中認定理学療法士を取得している理学療法士は52名で、全体の2%未満となっています(2020年10月時点)。

脳卒中には様々な症状があり、日々状態が変化していきます。その症状を改善していくためには、症状を正確に把握し、適切な治療を選択する必要があります。人には関節が68個、筋肉は約600個あり、一歩進むためには約200個もの筋肉が使われているといわれます。その中から、患者様が立ち上がったり、歩いたりするためにはどこを治療し、どのような練習を行うかを選択するためには、多くの知識と経験が必要です。私は認定理学療法士という立場から、リハビリテーション科全体として質の高いリハビリテーションが提供できるようにスタッフに助言や指導を行っています。

患者様の“良くなりたい”、ご家族の“良くなってほしい”という思いを受け止め、毎日全力でリハビリテーションを行います。また、患者様が病気を受け止め、「自分らしさ」を取り戻し、「新しい生きがい」を見つけるお手伝いをします。

※脳卒中認定理学療法士…理学療法士協会公認の認定資格です。十分な研鑽を積み、研修会や学会参加、試験などの基準を合格した場合に与えられます。

認定NST専門療法士

私は、2011年に日本静脈経腸栄養学会(現、日本臨床栄養代謝学会)認定NST専門療法士を取得しました。同資格枠に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士が加入して初めての試験に合格し、その後二年間は国内でただ一人のNST専門作業療法士として活動しました。栄養サポートチームは、医師を中心とした多職種協同チームで患者さんの病態と栄養状態に向き合い、検討して提言を行います。作業療法士は、病院においては患者さんが病気によってどのように生活を変化させられたのかを知り、いまどうしたいのかリハビリスタッフとして寄り添うことが主な業務となります。それを栄養サポートチームに伝え、栄養状態と共に心身の健康と生活の目標も取り戻せるように、ともに取り組んでいく事が何よりも大切な任務だと思っています。

 

※認定NST専門療法士…日本臨床栄養代謝学会公認の認定資格です。十分な研鑽を積み、症例レポート、学会参加、試験などの基準を合格した場合に与えられます。

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広島大学医学部臨床教授、医療経営人材育成プログラム修了

この度、当院で広島大学医学部保健学科理学療法学専攻の学生さんの臨床実習を引き受けるに当たり「広島大学医学部臨床教授」の称号を付与していただきました。

医療人の育成に参加・協力する医療現場で働く者として信頼していただき、認めていただいたことは嬉しく思いますが、同時に責任の重さも感じています。学生さんにとって学外での臨床実習は、実践能力を身につけるための大切な学びの場です。実践的な臨床能力を身につけてもらうためにクリニカルクラークシップ(臨床参加型実習)を取り入れ、学生さんの技術や理解度に合わせてゆとりをもった指導を行うことで安心と自信につながればと思っています。日比野病院での臨床実習を通して「この職業を選んで良かった」と心から思ってもらえるように受け入れ体制を整えていきます。

後進育成を通して、私たち自身もレベルアップし患者様に満足していただける医療を提供していきたいです。

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